リハビリ職の給料が上がらない本当の理由【診療報酬の壁とは】
「こんなに患者さんのことを考えて働いているのに、なぜ給料が上がらないんだろう」——そう感じているPT・OT・STは多いはずです。
実はこれ、個人の努力や評価の問題ではなく、制度そのものに原因があります。
診療報酬とは何か
病院や施設がリハビリサービスを提供すると、その対価として国から「診療報酬」が支払われます。つまりリハビリ1単位あたりの売上が、国によって決められているのです。
2024年度の診療報酬では、リハビリ1単位(20分)の点数はおおむね2,000〜4,000円台。この金額は施設規模や加算の取り方によって変わりますが、上限がある以上、職員に払える給料にも自ずと天井があります。
💡 わかりやすく言うと
「お店の売上が決まっていれば、スタッフに払えるお給料も決まってくる」——それと同じ構造です。どんなに頑張っても、売上(=診療報酬)を大きく超えた給料は払えません。
なぜ「頑張っても上がらない」のか
一般的な会社では、成果を出せば給料が上がる仕組みがあります。しかしリハビリ職の場合、
- 1単位あたりの単価は国が決める(自分では変えられない)
- 1日に担当できる患者数には上限がある(体力・時間の制約)
- 施設の加算取得状況によって収益が大きく変わる
つまり、個人の頑張りが収益に直結しにくい構造になっています。
では、どうすれば収入は上がるのか
①加算を積極的に取っている施設に転職する
同じリハビリ職でも、施設によって取得している加算(早期リハビリ加算、脳血管疾患リハビリ料など)が違います。加算が多い施設ほど収益が高く、給料に還元されやすい傾向があります。
②訪問リハビリ・自費リハビリへ移行する
訪問リハビリや自費リハビリは、診療報酬の制約が比較的少ない分野です。特に自費の場合は1時間あたりの単価が高く、収入を伸ばしやすい環境があります。
③転職で職場を変える
私自身、最初の職場で3年間働いて給料はほとんど上がりませんでした。転職活動を始めてはじめて、同じ仕事内容で年収が50万円以上違う職場が存在することを知りました。
まず転職活動だけやってみるのが最初の一歩
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